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FOMC利上げは五分五分、季節要因ではFOMC後の安値は買い時に!? 

発行済 2015-09-14 16:35
更新済 2023-07-09 19:32

先週、FOMCまでは様子と話していた金相場は、下落する相場となりました。

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最新の投機筋の建玉状況(9/8現在)を確認してみましょう。

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売り(青の棒グラフ)が増えており、相場の下落は、新規売りが入ったことが原因だと分かります。

米国市場は9/9(水)に大幅に下落していますが、さらに新規売りが入ったと想像できます。

おそらく売りは500トン半ばまで増加いていることでしょう。

この売りが多い状態で今週FOMCを迎えることになりました。

9月の利上げに対するマーケットの見通しは、五分五分です。

どちらにも動く可能性がある状況です。

東京市場では大型連休シルバーウィークを見据えての売買戦略を立てる必要があるでしょう。

個人的には、重大イベントであるFOMC後には、買戻しになるのではないかと思っています。


さて、白金ですが、先週末は直近安値を割り込みテクニカル的な下げとなりました。

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CFTCの投機筋の売り玉は、ずっと少しずつ減ってきていましたので、この反動が金曜日に出たのではないでしょうか。

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白金についても、FOMCの反応次第です。


米国の9月利上げに対してマーケットは五分五分ですが、私は9月は利上げできないのでは、と見ています。

仮に、利上げに踏み切っても、イエレンFRB議長の発言は慎重な話となるでしょう。

FOMCが終われば重要イベントはなく、市場は落ち着きを取り戻すと思われます。


東京貴金属についていえば、年末は7-8割の確率で、上昇しています。

リーマンショックの時もそうでしたが、季節的な要因ともいえます。

FOMC後に出た安値は、買い時になるではないでしょうか。



当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。

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